イギリス人との仕事の仕方

今回の記事は、日本語限定。なぜならば、私の経験上編み出したイギリス人との11仕事の仕方(対処法)を公開するからだ。

まず、イギリス人の仕事の仕方はどんなものを想像されるだろうか?
紳士?
。。。

(ブザーの音)

最初にはっきりさせておくと、これから書くことは全てのイギリス人にあてはまる訳ではない。あくまでも個人的な経験上で、業種によっても変わってくるかもしれない。そして日本人よりもマメで丁寧なイギリス人も中にはいる。ただし、私が遭遇した約75パーセントのイギリス人の習性は下記の通りである。

1.得意技は責任のがれ
よく遭遇するのが、「たらい回しの刑」
家の問題、例えばネットが繋がらない、水回りの故障、銀行や保険などの事務手続きなどでよくあることは、「それは私の責任じゃないからここに電話して」と言われてそこに連絡するとまた同じことを言われ、挙げ句の果てには最初の番号に戻り、そこから無限ループ、誰も責任取って対応してくれない、という具合だ。

2.好物は優越感
お客様は神様、という日本人の考えとは真逆で、俺様が神様。もちろん仕事よりプライベートを優先。歯が痛くなっちゃったから、義理の親族が入院したから打ち合わせをドタキャン、1ヶ月のホリデーを取るから期日遅れる、など言われてももう驚かない。日本では、連休の前だからこそ仕事を詰める傾向にあるが、イギリスでは木曜の午後あたりからもう週末休日気分。金曜なんて半日しか働かない人も珍しくはない。

3.異常な速さで請求書を送りつけてくる
普段連絡が滞る人が、請求書を送るのだけは、はやっ!日本では月末締め翌月末、翌々月末支払いというところだが、イギリスではまだプロジェクトも始まってないのに打ち合わせ費と称して前払いを要求、しかも支払い期限は一週間ぐらい。見方を変えれば、その分日本と比べて支払いトラブルのケースが多いのかな?と想像される。

それらの対処法はこちらである。

1.裏付けドキュメントを揃えておく
たらい回しの刑の対処法は、ひたすら粘ること。武器は、物的証拠。ドキュメント、写真、データ、それらのドキュメントを用意しておく。
2.シタテに出つつ、ソフトに脅す
彼らの好物につけ込んで、こちらを助けることで彼らが優越感を得られるという雰囲気をちらつかせる。その為に、「困っている」ということを感情に訴えかける。そしてポイントは「ソフトな脅し」。ここで、彼らのもう一つの好物、マネーを匂わせる。つまり、問題が解決されなければお金を請求せざるを得ない、または支払いを見送らざるを得ない、と言うこと。大事なのは、「払いません」ではなく「払うことができなくなってしまう」と、あくまでも「困っている」感を貫くことだ。
3.期日に余裕を持たせ、バックアッププランを用意しておく
「この日までに〜します」は基本的に信用しないほうが安心だ。その為には、本来の期日よりかなり前の日程を伝え、またドタキャンの場合のためにバックアッププランを用意しておくこと。

こんな戦略を編み出してまでこちらで生活している今、痛感しているのは、

日本人の仕事ぶりは、
神でしかない。

に尽きる。

Good is Not Good Enough

(English follows)

この 1〜2週間で、Rie fuとしての作品とRiéとしての作品を連続でリリースする。
意図したことではないが、偶然同じ時期に重なったのだ。
紛らわしさのないように、この二つのプロジェクトについて説明していきたいと思う。

それぞれのアーティスト名の由来は、こちらの記事に書いた通りだ。
それぞれの活動で何がしたいか。ひとことで説明すると、
Rie fuとしては、「良い曲」を
Riéとしては、「異質な曲」を
発表したい。

I’m releasing new tracks over these couple of weeks under the two names Rie fu and Rié. The timing was not intended, it just happened to be around the same time. In order to avoid any confusion, I will explain what the differences of these two projects are about.

The story behind the two separate names were explained in this article.

The easiest way to explain the differences of the two projects is, that I want to create;

Good songs with Rie fu

Extraoridinary songs with Rié
「異質な」という表現は曖昧な部分もあるかもしれないが、英語でいうと、outstanding やextraordinaryといった言葉があてはまる。つまり、他とは違う、聴いたことがない斬新なもの。
ひねくれ者のイギリス人を唸らせるには、「良い曲」では全然物足りない。いい曲すぎるほどダサい、と思う人が大半の文化だ。ピンク・フロイド、ターナー、デミアンハースト然り、この国が生み出してきた伝説のアーティストたちは、例外なくと言っていいほど異質でずば抜けている。自分は既にイギリス人ではないという時点で、他とは違う要素を持っている。だからこそ既存のジャンルの音楽を作るのではなく、誰かの真似をするのではなく、他では聴いたことのない音楽、独自の視点の歌詞を描き出したい。

Personally speaking, a good song is not good enough to release in the U.K. Market—a good song is just a good song, nothing more. In a country that spawned extraordinary artists-whether it’s Pink Floyd, Turner, or Damien Hurst-every single one of them, almost without exception, have done something simply “different”. As a foreigner from a country very far away from the U.K, my identity would be already considered different. That’s why I can’t and should not fit into any genre nor replicate other styles, and focus on being unique.

日本では、特にメジャーレーベル時代は、いつもそのようなジャンルや形式を気にしていた。そして気付いたら、どこか本来の自分らしさを見失いかけていた。そして独立してはじめて気付いたことは、売れる曲を作ろうと思った時点でゲーム・オーバーだということ。なぜならば、売れるものを作ろうと思ったらどうしても、既に売れているものを参考にしてしまうからだ。
もちろんそういう産業が成り立っていることや、それを目指す人々に対しての批判は何もない。ただ、自分に合うか合わないかという問題だ。

When I was in Japan, especially when I was working with a major label, I was always conscious of genres and formats of pop music. As a result, I had lost a part of my originality. I fled from the label to establish my own environment, and that’s when I realized that The game is over once you start thinking about selling yourself. That’s because when you start thinking about such thing, you would always refer to what’s already popular. I have no objection towards the industry and people that replicate a selling-format, but it just wasn’t for me.

とはいえイギリスでも、同様にジャンルやヒットの形式がはっきりしていることを思い知った。トレンドの流れは日本と比べて断然早いが、それでも流行りものに乗っかるという産業は下手したら日本よりも貪欲であからさまだ。
それさえも自分にとって、イギリスが与える試練のような気がしている。革新的な作品を生み出して来たアーティストたちも、その分大きな批評も受けて来て、大きな垣根を超えられるからこそ偉大な作品とも言えるのだ。

However, I have crossed continents to discover that such format is just as well popular here in the U.K. The speed of trend-shift is much faster than Japan, but the tendency to follow the format that’s already selling is even more obvious and contrived. That in itself seems to me as a trial worth challenging. All groundbreaking art are destined to draw criticism, and they become outstanding achievements because they over come those obstacles.

日本ではどうだろうか。良いものは良い、それ以外は「違う、異質なもの」という見方をする文化だ。頑張って垣根を超えたところで得られるものは、「ますます違う、異質なもの」という評価でしかないような気がする。語弊のないように付け足すと、日本の音楽の受け取り方がつまらないというわけではない。そういった感性が日本の美徳ということに、海外から客観的に見てはじめて気付き、逆に、日本人の耳に向けて、普遍的な良さという価値観をテーマにした楽曲を作りたいと思うようになったのだ。

その二つの感性が自分にとっての個性でもあり、二つの音楽を追求していくことを通して、新たな発見があることを楽しみにしている。

How do they percieve uniqueness in Japan? Good things are good, but different things are also just different, nothing more, technically speaking. Even if you overcome the criticism and create something unique and groundbreaking, that’s just another different thing, no other value added. You see, that doesn’t mean that the Japanese appreciation of art is boring, but it’s actually a very significant characteristic amongst the virtues of Japanese culture.

These two characteristics combined are what my mind consist of, and I cannot wait to discover more through pursuing these two styles.

 

All About the Money

 

(English follows)

お金のおはなし。

本当は大声ではしたくないおはなし。
しかし人間の血液のように、 社会を循環しているものとしてなくてはならない存在だ。
そしてイギリスでの音楽活動の様子をリアルに綴るブログとしては、避けては通れないのがその現実だ。

メジャーでもインディーズ活動にしても、規模は違えど初期投資なしには何も始まらない。
音源制作のプロダクション、ミュージックビデオ制作、プロモーション、、その他どこに行くのも交通費がかかるし、お腹が空けば食費もかかる。
底なしに湧き上がってくる資金の泉があるわけではないので、逆に底を見極めることが大事になってくる。

実は今回のイギリスでの活動は予算と期間をはっきりと決めている。あらかじめ決めた期間と、予算内でできることを最大限にやる。それで成功すればもちろんそれが一番理想的だが、その他のケースのためにバックアッププランを用意している。
実はこの計画も立て始めていて、その為に秋からとあることをスタートする予定だ。

だからと言って泉が枯れたところで『音楽活動』を休止や引退するわけではない。売れる売れない関係なく続けなければ、元も子もない。アムステルダムのとある美術館では、生涯一枚も絵を売れなかった画家の美術館に毎日4時間の列ができている。自分の生きている時代から 100年後にこんなことになっているとは、ゴッホ本人もアーティスト冥利に尽きるのか尽きないのかはさておき、音楽や芸術はそんなものだ。生きている限り続けてみて100年後に何か起きるかもしれない。

とカッコつけたことを言ってみるが、やはり現実を見なければいけない。
将来、旦那の定年後は私が一家を養わなければと思って色々調べていたら、文化功労者のウィキペディアページにたどり着いた。受賞すれば生涯年金をもらえるという(2017年現在の情報)。これがあれば旦那さんの定年後も安心。

ということで最近できた目標は(笑われる覚悟で!)文化功労者になること。お金を追うよりも、そんな大きな目標を描くほうが、もっと良いことが起きる予感がしている。

“All About the Money”の続きを読む

Ep songs live at Red Bull Sessions

Check out the live performances of my two songs,

St.Martin(from Business Trips EP) and Levels(new song) with Red Bull live sessions

This was my very first live performance since the EP release. I’ve missed playing live so much, so this was such a great opportunity. If songwriting is writing a story, live is the ver act of storytelling, there’s nothing more liberating than this!

Initially, I was rehearsing with the amazing producer Cassel the Beatmaker on the sampler, then we felt we needed bass…Chris (bassist) was kind enough to participate at a few days’ notice. It was a pleasure to play with both of them, as well as the efficient filming crew.

You can watch the live performance and read the article here.

先日、ロンドンのとあるスタジオでレッドブルによるライブセッションの収録があった。演奏した曲は、6月にリリースしたミニアルバム、Business Trips EPからSt.Martinと、新曲のLevels.

EPのリリース以来初のライブ演奏だったこともあり、貴重な機会だった。ずっとライブがしたくてうずうずしていたのは、物語を書くように曲を作ってきた中で、ライブで演奏することは実際にストーリーを語ることそのものだからだ。なんとも言えない解放感に包まれた!

初めはビートメーカーのカセルと二人でリハーサルしていたのだが、どうしてもベースが欲しくなり、収録の数日前に急遽ベーシストのクリスが参加してくれた。新たなテイストの二人のミュージシャンと演奏できて、やっぱりライブは楽しすぎる。カメラクルーも効率よく気さくに撮ってくれだ。

実際の演奏の様子と記事はこちらよりご覧いただきたい。

I’m psyched to be on the same page as my recent girl-crush Noga Erez!

 

 

The New Live Music Experience

 

数年前にイギリスのシークレットシネマに行ってからというもの、ライブとしてのライブ以上の『体験』に興味を持つようになった。シークレットなのであまり詳しい内容を書くのも気がひけるが、開催場所とドレスコードは参加者のみに伝えられ、一見何もないような空き家に一歩踏み込むと、映画の世界が完全に再現された空間が広がっているという体験型のショーだ。

 

先日行ってみたのは、Southbank Centreというギャラリー・劇場施設の裏のボイラールームが会場となっていた体験型ライブ、Klanghaus。参加者は歩きやすい靴で来るように言われ、セットなのかリアルなのかどちらとも言えないパイプや排気口をくぐり、Neutrinosというバンドが一緒に移動しながら演奏と演劇を繰り広げる。普段目にしないボイラールームという裏の空間には、ビジュアルアーティストSal Pittmanによるサイケデリックな演出が映し出される。すごいドイツっぽい、と思ったら、やはりベルリンで始まった企画だそうだが、バンドの歌と演奏は実験的というよりもどこか懐古的で普通に歌として良かった。

 

体験型と言えば、昨年ロンドンで行われていたBjork digitalも新鮮な体験だった。

バーチャルリアリティの普及はこれからどんどん広がりそうだが、ライブ体験にも大きな変化をもたらしそうだ。参加者はVRのヘッドセットがある部屋をいくつも移動していき、一見何もない部屋が、ヘッドセットを着けた瞬間、360°ビヨークの世界に惹き込まれる。近づいたり角度を変えるたびに、音のバランスも変わり、まさに視覚と聴覚で立体感を味わえる不思議な感覚。全て個人のヘッドセット内で見える世界なので、ハタから見れば、無音の中集団がウロウロ動いている光景は少し不気味かもしれない、、!

 

 こちらはライブというよりはエキシビションだが、Victoria & Albert Museum でのPink Floyd展も良かった。前回のビートルズ展同様、ゼンハイザーがスポンサーとなり、参加者に渡されたヘッドフォンが展示に近づくと反応する仕組みになっている。周りの音を気にせず、それぞれのペースで音楽とドキュメンタリーを楽しめる。最後の部屋ではヘッドフォンを外し、3D音像でみんなでライブ体験ができるというのも粋な演出だ。

これらの内容から、これからの新しいライブ体験とは何か?と考えてみたところ、大きく3つの方向が見えてきた。

1.特別な非日常的な空間に誘うこと。シークレットシネマでもVRにしても、日常からの逃避行という意味でのライブ体験。

2.音楽と場所とのコラボレーション。スピリチュアル的な何かかもしれないし、歴史、立地や空気感など、やはり場所というものにはそれぞれエネルギーがある。あえてその空間に合わせて、その場所ならではの演奏ができるのも、音楽の素晴らしさだ。Pink Floydは70年代にポンペイの遺跡での無人ライブという、そんなコンセプトの真骨頂のような企画をやってのけている。

3.個人単位というカスタマイズ化。一体感を楽しむのももちろんライブの醍醐味だが、ヘッドセットを通して自分だけの音、ペースというのもまた贅沢な楽しみ方だ。

そんなことを考え、今年のライブは場所にこだわって企画することができた。
東京公演は、スカイツリーにあるコニカミノルタ『天空』プラネタリウム。実際に星空のショーを鑑賞しに行ってびっくりしたのだが、自分が子供の頃に見たプラネタリウムから飛躍的に進化した映像と演出に圧巻された。そんな中でライブができることを、心から楽しみにしている。
●『LIVE in the DARK』●

★日程:2017年9月15日(金)

★時間:1st Stage 19:30開演(19:00開場) / 2nd Stage 21:30開演(21:00開場)
詳細、ご予約→ https://planetarium.konicaminolta.jp/tenku/livedark/

関西公演は、旧財閥の別邸として、80余年の歴史ある神戸の純和風建築「蘇州園」が舞台になる。さらには同会場が誇る上質なお食事とともに、『時代を超える普遍的な歌の力』をテーマにしたライブをお届けする。

●『Live@Garden Place Soshuuen』●

★日程:2017年9月22日(金)

★時間:ディナー 19:00~20:30(18:00開場) /1st Stage 20:30開演/2nd Stage 21:15開演

詳細、ご予約→ http://soshuen.jp/top/riefu.html

The Dream and Reality of the Artist

いつもながらの本音と独断で、近況ご報告。

無事、イギリスでの初EPリリースという目標をとりあえずはクリアできた今。

ここがゴールではなくて、やっとスタートラインを一ミリ過ぎたぐらいで、現状は?次は?が気になるところ。

活動の指数は、いまの時代驚くほど明確に測れる。デビューEPに一番多く反応してくれたのは、今までサポートしてくださってきた日本の皆さん、そして以前からJ-POPファンも多いアジア、アメリカ、意外なほど今回多かったのはブラジル、そしてイギリスはまだこれから伸ばしていきたいというところだ。

予想外に嬉しかったことは、イギリスの音楽メディア、ブログに好評だということ。PR会社は何をしてくれるの?と思っていたが、こういった音楽サイトやブロガーへのアプローチをしてくれて、掲載してもらえるだけでも嬉しい上に、記事での音源への評判も好評だ。記事の中では日本の音楽業界について彼らの独自の分析もあったりして、とても興味深い。外側から見る日本の音楽シーンは、宝石箱のようにカラフルで魅力的だ。

The reality that doesn’t necessarily meet the dream for a start-up artist could be a something that no artist writes about. Because they need to keep the perfect image, especially the “couldn’t care less” image. Well, I’m way passed that age of having to pretend not to give a shit, and I like to analyze and be open about what I do.

So this is yet another candid blog about the reality after releasing my first EP. The numbers are very transparent in this day and age. The most support that I’m getting for the EP is from Japan, always such amazing loyal fans, also Asia, as well as U.S and unexpectedly, Brazil. I’m still working on how I can grow more U.K audience, because I would really love  to start performing soon(but not it in an empty venue!).

I was pleasantly surprised by getting feedback from one of the best indie music publications here, and it’s always interesting to read their take on my music as well as the Japanese music scene itself. Not to be too conscious about being Japanese, though this made me realize the importance of storytelling as an artist from such part of the world, because most Japanese bands and artists are about uniqueness, energy and quirkiness, but hardly any of them play music like they’re actually sitting down and talking to you, in a more down-to-earth way. The first EP, Business Trips, is about the challenges of re-locating as a foreigner, rebellion, isolation…all based on my own honest viewpoint. Language is a pivotal weapon for me, and combining the nuance as a Japanese through the English lyrics is what’s fascinating.

今回ピックアップしてもらえた大きな理由は、『ストーリー』を大切にする、イギリスの音楽パブリケーションにあると思う。一年かけてそのストーリーとは何かを分析してきて、歌にも物語とコンセプトをはっきりと表現した。自分は日本人アーティストとして、イギリスで物語を語ることが大事だと考えている。それは、海外で活動する日本人アーティストにストーリーテラーが少ないことに所以する。アイドル、ポストロック、パンクも、その珍しさとエネルギー、個性は評価されるが、腹を割って語る日本人アーティストは少ない。今回のEPにもそれぞれ物語の背景があり、テーマは異国で感じる違和感、反発、孤独など、独自の視点で言葉を選んだ。自分にとって言語は貴重な武器であり、英語のリリックを日本人としてのニュアンスとどう融合させていけるかを大切にしている。

https://www.musicmusingsandsuch.com/musicmusingsandsuch/2017/7/30/track-review-ri-business-trips

http://diymag.com/2017/06/30/rie-video-business-trips-watch-neu-pick-premiere

https://www.musicmusingsandsuch.com/musicmusingsandsuch/2017/7/30/track-review-ri-business-trips

以前、音楽活動をドミノ倒しに例えた記事を書いたが、現実では、コマの倒れるスピードは速くはない。つまり、一つの連鎖反応までに、数週間、数ヶ月と様子を見なければならない。イギリスでの活動大変だと思うけど頑張ってください的な優しいコメントをいただくことがあるが、休む暇もなく過酷な日々を送っているというより、『待つ』というまた違った拷問でもあるのだ。そして待っている間、次の『コマ』を並べていかなければ止まってしまう。

ということで、今何をしているかというと、リリースしたものの連鎖反応を気長に待ちつつ、次にリリースする作品、映像やビジュアルなどを作り続けているというのが現状。協力してくれる映像クリエイター、プロデューサーなどのサポートを探すのもポイントになってくる。

そして、日本でのリリース作品、ペインティングに、秋のライブの準備。セットリストやグッズデザインを構想しながら、年に一度の日本でのライブの機会を楽しみにしている。

そしてこの次、この先は?

今はイギリスでのアルバムに向けて、制作と企画を進めている。いきなりアルバム出しても唐突すぎるので、その前にEPを1、2枚ほど出す予定。ひたすら次のコマを並べる日々だ。

一躍有名に、などということはジャスティンビーバーにツイートされない限り難しいが、着実に前に進んでいる感覚がある。それは、今の結果がどうであれ、辿ってきた道と経験は全て貴重な財産だからだ。

Spotify- https://open.spotify.com/artist/1pz0eupAVseKPoUKVkNc4k

iTunes- https://itunes.apple.com/gb/artist/rié/id1230234920?l=en

Soundcloud- https://soundcloud.com/rie-music

Youtube- https://www.youtube.com/c/riemusicofficial

 

 

 

Moroccan Colors and Trance

English follows

【一言】

すっかりサボってしまっていたブログ、、ここからは、なるべく毎週更新するように心を入れ替えていきます…。まずは、一ヶ月も経ってしまったモロッコの旅ブログから。

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数千年前から変わらない市場の光景。

三角に盛られた香辛料、積み上げられた絨毯、様々な模様の描かれたお皿、タジン鍋…

モロッコは何年も前から行ってみたかった場所だった。実際に今回訪れてみて、期待以上なところも、その期待を裏切られた部分もあった。

期待以上だった部分は、見るものの美しさ。モロッコ芸術のインテリア、伝統工芸、食事の色彩、細部にこだわる模様や、光の芸術。ハマムやアルガンオイル、香料等、こんなにも文化を五感で吸収できる国はなかなか珍しい。

マラケシュの伝統衣装、カフタン
Kaftan costume from Marrakech

逆に期待を裏切られた部分は、モロッコ旅は決して安くない、ということ、、

日本人にとっては買い物天国なマラケシュのスーク。値段交渉が現地独特の文化だというが、『グッドウィルは循環するネ、アナタ好意でわたしにたくさんお金くれる、私その好意を広げていくアルね』と片言の英語で丸め込まれ、『何だかいい話~』とほだされている間に気付いたら散財している。厳しい気候の砂漠地帯で、サボテンのように生き抜くために長年培われてきたモロッコ人の精神なのかもしれない。砂漠から出稼ぎに来ているというターバンぐるぐる巻きのアラジンみたいな人たちも沢山いた。

この時期にモロッコを訪れた理由は、海沿いの街エッサウィラで開催される、北アフリカ・モロッコの伝統音楽、グナワ音楽のフェスティバルが目的。歌声と太鼓(トゥベル)、三線(ゲンブリ)、鉄製カスタネット(カルカバ)で編成されるこの音楽は、儀礼や療法としても使われる元祖トランス音楽。

フェス開催中のエッサウィラに到着すると、寝袋を背負ってモロッコの地方や周辺諸国から来た若者たちで溢れていた。西洋人はごくわずかで、ほとんどバックパッカー、ドレッド率高い。

 

その雰囲気が今までいったフェスと様子が違ったのは、ここはイスラム圏であると言うこと。そのためアルコールを飲んでいる人がいない、カップルも珍しい。純粋に音楽に浸りに来ているようだった。

エッサウィラに行く前に滞在したマラケシュのリヤドで流れていたとある歌が耳に引っかかり、ヒンディ・ザラというモロッコ人女性歌手であることを知ったのだが、タイミングよくグナワフェスにも出演していたため、彼女のライブを見ることができた。町中の円形劇場のバルコニーに絨毯が敷き詰められ、座るのはオットマンのモロッコクッション、という可愛らしいセッティング。ソフトな弾き語りかな、と思いきや、バンドのグナワ、レゲエ音楽のビートと共に髪を振り回すヒンディ。フランスで音楽賞を得るなど人気になった彼女だが、自身のルーツを大事にしているのが伝わって来た。

そしてメインステージのグナワ音楽の巨匠たちによるライブ。何十人もの人たちがカルカバでリズムを刻み、コール&レスポンスのようにメインの歌を追うように観客も踊りながら歌う。何度も言うが本当にクリーンな雰囲気、酔っ払いゼロ、ゴミもなく、輪になって踊っていたりして微笑ましい光景。リズムはシンコペーション、あるいは三拍子といったところで、その絶妙なハズし方はまさにジミーヘンドリクスやボブマーリー、70年代のロックに影響を与えたに違いない。

楽器屋に立ち寄ると、店主たちがジャムセッションをしている。三線を弾かせてもらうと、自然にリズムと歌を合わせてくれる。決まった曲も歌詞もなく、その場のグルーヴで何時間も続けていられそうだった。お店の楽器は全て店主の手作りで、何世代にも渡ってこの小さな港町で楽器を作り演奏し続けている。

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数千年前、著作権もシングルチャートもない時代からずっと変わらない音楽。きっと食事や会話のように自然に生活の一部になっているのだ。

この旅で気づいたことは、普段自分が考えている『音楽』とは、本来の音楽の軸からかけ離れた、後付けされた軽薄なラベルでしかないということ。

自分の名声のためにいい曲を作りたいと考えを巡らす、視聴回数、再生回数を増やすためにミュージックビデオやソーシャルメディアを研究する、、音楽がビジネスになっていること自体、究極を言えば空気を売っているようなもので、その虚構の発想に振り回されて来たのだ。

ラベルを取り払って核に見えたものは、『時間の共有』と言う、音楽が与える恩恵。

モロッコの砂と風の中で、こんなにも純粋な音楽の原点を見つめ直すことができた。

A thousand year-old souk, colorful cones of spices, pattern on plates, tan pots…

Morocco has been on the top of my bucket list for a long time. Last month, I finally made it there and the experience exceeded my expectation.

The Moroccan interior was stunning, and the traditional craftsmanship was refined and detailed. So many colors-food, patterns on the walls, and lights. Bath houses and Argan oils, scents of Frankincense…

Although the bargaining at the markets were a bit tough, I felt as if that has been the way of survival in the harsh desert conditions and ethnic diversities of this amusing country.

The main reason for visiting Morocco this time was year was to experience the festival of the traditional music of Northern Africa and Morocco; Gnaoua. Formed of voice and three instruments―percussion made of Goat’s skin Tbel, three-string guitar Guembri, and metal castanets Qarqaba―Gnaoua music has been an important part of rituals as one of the oldest trance music.

Arriving at the seaside town of Essaouira where this annual festival was held, the streets were filled with local backpackers and a few Westerners with dread-locks. What made the atmosphere so different from all the other festivals I’ve been to was that because of the Islamic culture, were no alcohol, and couples were rarely seen except families. People were there simply to immerse themselves in music.

I heard a song in the Marrakech riad that caught my attention, and found out the singer was performing at this festival the next day. Luckily we had a chance to see her, a Moroccan singer-songwriter who became successful in France, Hindi Zahra. The venue was the rooftop of a small colosseum, adorned with colorful carpets and ottomans. I thought it would be a soft acoustic set, but the band’s groove progressed from Reggae to Gnaoua beats, joined by the Sahara dancers and the singer herself dancing passionately in the middle of the stage. I felt her loyalty and passion for her roots as a Moroccan throughout the set.

More traditional performances were seen on the main stage at the entrance of the town. dozens of men were synchronizing with their qarqaba beats, syncopated or in a fast 3/4, heads spinning with their decorative hats, voice of call and response with the audience. I could see the connections with the 70’s rock musicians like Jimi Hendricks and Zeppelin.

Jam sessions were held in instruments shop, and even when a little Japanese came in they let me play the Guembri, and the session seemed to go on for hours.

Everything about this has remained the same for thousands of years, when there were no copyrights nor billboard charts, a natural part of their lives like conversation and eating.

what I discovered through this trip was that music that I see today is far from the core, only small labels that’s been attached with fickle concepts.

Let’s be honest, I write songs for my own fame, I rack my brain to come up with ideas on how to increase numbers of plays and social media activites…music as a business is ultimately the same as selling something like air, and we are all manipulated by this fabricated concept that music’s value is in a petty thing such as money.

What I saw after taking those small labels covering the core of music off, was the blessing of music; how it allows us to share time.

In the midst of the Moroccan breeze, I was able to re-discover this simple philosophy of music.

What I Learned So Far

UK初のEPをリリースしたところで、これまでの音楽プロモーションで気付いた事をご紹介。With the first EP release on the way, here are a few things I have learned so far through promoting music in the UK;

1.Personalized Media

I was surprised that the main source of music publication is shifting from larger media to personal music bloggers—after all, word of mouth is the most reliable source of information, and although personal preference and taste in music are diverse, it’s a great thing that the music/artists and the listeners are communicating even more closer this way. I guess there are less of these music bloggers in Japan, because the corporate power (especially advertisement agencies)is still the strongest.

①メディアの中心は個人の音楽ブログ?

まずはPRの仕事について。私が3年前にオンラインで見つけて、こことしか仕事したくない、と思うほどクライアントの音楽性が素晴らしい会社に、今回のキャンペーンに協力してもらっているのだが、実際にどんな仕事をしてくれるのか?が気になるところだった。ソーシャルメディアはアーティスト本人に任せるという方針だったが、ではそれ以外のサポートとしてどんなことをするのか…それはオンラインの音楽メディア、またブログに私の音楽を紹介するということだった。興味深い点は、それらのブログがほとんど個人で運営しているものだということ。つまり、メディアも受け取り側も、そしてアーティスト側も、みんな大きな会社に所属せず個人単位になりつつあるということだ。『口コミ』と同じことだが、それが今のソーシャルメディアの力で、発信側がメディアにもなりうる時代。これは音楽の本質を届ける上で、とても良いことだ。スポンサーも政治的な圧力も贔屓もない、ただ個人が正直な感想を発信する。ただしそれらの個人サイトはすごい量を日々更新している。趣味で時間があるときにやってますというよりは、ブロガーに徹しているという様子だ。

2.Young Generation

The power of the younger generation is definitely stronger in the UK compared to Japan, when it comes to the key people to drive and take the initiative with trends and activities. I’m talking about the promoters, labels, event organizers and artist relations, as they are the most influential generation for keeping up to date with what’s going on. Whereas in Japan, they were more working for their bosses and as mentioned above, still the most influential element is the political power of corporate agencies. No wonder the marketing format has not changed for many years in Japan, while it’s constantly changing here in the UK.

②主力選手は若手

そのPRを始めとして、ディストリビューター、イベンター、音楽関係者の前線で走っているのはみんな若手、たぶん二十代前半ぐらい。メールでやり取りしていて、実際に会ってみて若っ!となったことが何度もある。それはきっと現場でリアルなトレンドに敏感でいられる世代への信頼が高く、ボスの元で働くというよりは率先して色々な企画を自由に進めているのがわかる。だからこそマーケティング方法は有機的に常に変わっているし、日本のように広告代理店の支配力やマーケティングのテンプレートが何年も変わらず維持されることがない。

3.It’s all manual labour

As a fundamental fact, it all comes down to this—there is no easy way, no automated way. You just have to keep on doing what you do…just like how you can’t throw cash out your window and expect the crops harvested overnight. You have to cultivate the ground, plant the seeds one by one, and still that’s only the beginning and nothing is guaranteed. But the best thing about it is that you can see the growth of your activity at first hand, and you can see clearly where the results came from; for me, the biggest results in numbers so far are the supporters from my fans in Japan, and targeted promotion through Facebook…All I need to do is keep working, manual labour, while enjoying every process, because it’s a privilege just to be able to call myself an artist.

③結局は地道な努力

これを言ってしまえばそれまでなのだが、結局は近道も裏技もなく、ただひたすら地道な努力を積み重ねる他方法はない。窓の外に札束を投げて翌日に豊作な畑に変わるなんてことはありえないし、自ら地を耕し、種を一つ一つ植えて、それでも何かが育つ保証はなく、その努力が実るまでは時間もかかる。でもこの過程の素晴らしいところは、その成長の段階が、畑で新しい芽を見つけるように、手に取るようにわかることだ。私の場合は、それは日本から応援してくれる方々や、facebookのマーケティングで分かるファン層の解析。それらの発見を楽しみに、日進月歩していく中で一番念頭に置いていたいことは、アーティストとしての活動ができることへの感謝の気持ちだ。

Business Trips EP is out on 30th June.
ミニアルバム、 Business Trips EPは6/30リリース。

Spotify- https://open.spotify.com/artist/1pz0eupAVseKPoUKVkNc4k

iTunes- https://itunes.apple.com/gb/artist/rié/id1230234920?l=en

Soundcloud- https://soundcloud.com/rie-music

Youtube- https://www.youtube.com/c/riemusicofficial

https://www.facebook.com/rieriemusic/

 

【番外編・引っ越しました】500-year-old new flat

先週末、引っ越しをした。

We moved house recently-which was my 20th move in my life. Not that I have lived a nomadic life, somehow I have had the habit of moving around, even 5 minutes away or within the same apartment block.

数えてみたら、なんと人生で20回目の引っ越し。色々な地を転々としていたというわけではないのだが、なぜか近所や同じマンションでの引っ越しなど、無駄に引っ越しグセがある。昨年イギリスに越してきたときは、物件を見て回る時間もなかったので、オフィスブロックを改造したフラットを仮住まいとした。これが投資目的のチープな造りで、(ちょうどロンドン火災でも話題になっているが、安い素材を使ったこういった物件が増えてきて厄介なようだ。)色々困らされた住居だった。なんだかんだで良い物件を探し続けて約一年、やっとコレという場所を見つけられたのだ。

Last year we initially moved in to an converted former-office flat in a trading estate that we thought would be temporary until we find a proper place, but ended up taking ages to find the right home. After an endless search, we found “the one”, a 16th century grade2 listed flat in the centre of a lovely Surrey town.

その物件は、なんと16世紀に建てられたという、町の商店街の店舗の2階部分。映画「ホリデー」の撮影地にもなった味のあるこの町は、ほとんどの建物が500歳ぐらいだ。建物自体は変わらず、店舗だけ入れ替わってきた歴史がある。

築500年の歴史を感じさせる家のパーツたち。新しいスタジオは窓がお気に入り。Parts of the flat that shows the history of 500 years. The window is the feature of the new home studio.

イギリスで引っ越し業者を使うのは初めてだったが、パッキングを1からやってくれて、割と丁寧に包装してくれた。荷ほどきは自分たちでやることになるが、2ベッドルーム、パッキング込みで12ー3万ぐらい、日本とあまり変わらないかな?

引っ越しを通し、てまた日本との面白い違いについても気付かされた。いくつかご紹介する、、

イギリスでの引っ越し①引っ越し業者スタッフが断食中

これはイギリスならでは、というわけではないが、今回たまたま利用した引っ越し業者はイスラム系だった。今はちょうどラマダン、断食の時期。ということは、太陽が出ている間は飲まず食わずが基本のルール。ただでさえ過酷な労働の引っ越しという作業を、朝から晩まで断食しながらこなすというハードな彼ら。無事難なくこなしてくれたが、自分には絶対むり!

②掃除は自分で

日本のように敷金から掃除代が引かれるのではなく、基本的に自分たちで引っ越す前に近い状態に戻さないといけないという。日本のような謎の礼金システムはないが、その代わりどれだけ口実を作って後で差し引かれるかもわからず、ちょっと不安。ただ、イギリスでは敷金は第三者の管理会社によって保管されている為、大家や不動産屋による敷金の返金拒否はできないようだ。

(後日談:自分たちで隅から隅まで掃除、敷金は無事返って来ました!)

③音楽はご近所迷惑?

新居のご近所さんに挨拶して、ミュージシャンだから音気になったら言ってねーというとみんな口を揃えて、「音楽好きだからどんどん音出してー聴けるの楽しみにしてるー」と言ってくれる。まだ引っ越して間もないので社交辞令かどうかは定かではないが、この感覚は日本との少し違うのかな?

(後日談:引っ越して2ヶ月、今の所苦情は来ていません〜!)

ちなみに

新居のカーテンを作ろうと思って、ロンドンの個人的な聖地、リバティーデパートを訪れたが、生地がどれも高すぎて断念、、月末にモロッコに行くので、そこで生地を調達できればと思っている。美しすぎるリバティーの生地を、写真だけでも。

(後日談:パリで生地を買ってカーテン作りました〜)

 

 

 

 

 

 

The Art of Music Branding and London Ramen Bars

Since the release of the first single in the UK, there’s been some interesting facts on the social media activity insights. In an era when you can target the demographics to the most specific point, so many unexpected factors can be analyzed from those insights; for example, majority of the new Facebook fans of Rié page are Brazilians. Must be the accent on the “e”, or maybe there’s a large Japanese community there, or it could be that the Facebook population is generally big over there, like in Indonesia(majority of fans of the other Rie fu page are Indonesians). 80 percent of people who checked the music video for St.Martin were, bizarrely, Moroccans. I have no clue why. And to my surprise, the most popular tweets are NOT about my music, but about ramen bars in London…yes, I know, nobody gives a flying fuck about music anymore, it’s all about ramen, right?…No. Rather than being sulky about this, I’m going to do a little analysis on my own to turn it around. This could actually be useful for planning music promotion too; Which is —

The analysis of branding and promotion, seen in London ramen bars

ソーシャルメディアのターゲットが怖いぐらいにピンポイントに狙える時代に、その解析結果が面白いことになってきている。たとえば、Riéとしてファーストシングルをリリースして以来、新しいFacebookページの新たなファンは意外なことに大半がブラジル人。ミュージックビデオをチェックした人たちの8割は、なぜかモロッコ人。ブラジルには大きな日本人コミュニティがあると聞いていたが、モロッコはまるで見当がつかない。Twitterの解析を観ていたら、自分の過去のツイートで一番リアクションが多かったのが、ロンドンのラーメン屋情報、、って本業の音楽の告知ツイートよりリアクションが多いとはどういうこと。日常に身近なネタほど共感できるのは当たり前だし、ロンドンでの音楽活動なんて知ったこっちゃないというのも分からなくもない。とはいえここで卑屈になるのではなく、逆にこれを逆手に取って何かできないかと考えてみた。つまり身近なネタと、自分の音楽のプロモーションを合わせる。そこで考えたのが、

ロンドンのラーメン屋に学ぶ、ブランディングとプロモーション

There are many restaurants run by Japanese, but even though the food is authentic there, somehow the level of presentation is so much better when is comes to ramen bars branded by the locals, or non-Japanese. Japanese have a common rule to focus on the quality of service and food, and not so much on the presentation. (Presentation meaning, the interior, logo, atmosphere, etc.) Japanese simply assume that people would notice and appreciate such value without spelling it out through those presentations. Whereas here, it’s ALL about presentation. So for ramen bars, it’s all about having a neo-pop Japanese retro design posters on the wall and having drum rolls upon customers’ entrance.

ロンドンの人気ラーメン屋の多くは、経営・企画は欧米系。生粋の日本人経営のお店もあり、普通に美味しいのだが、欧米系のお店に比べると、なんというか、「プレゼン力」で圧倒的にインパクトに欠けてしまうのだ。日本では、本質やサービスが重要視され、それらのプレゼンは、「わざわざ大げさに言わなくても分かるでしょ?」的なおごそかな価値観がある。しかしイギリスや欧米では、プレゼンが全て。そこでロンドンのラーメン店ではポップな日本の大正ロマンなポスターが飾られ、来客があるたびに和太鼓が鳴らされる。

ラーメンという日本の文化を発信するブランディング&プロモーション力が、日本人よりも欧米人の方が高いというのは皮肉なことだ。しかし人気店の秘訣を分析するのはそう難しくはない。お店のコンセプトがとてもわかりやすいからだ。今回の記事ではそれらのポイントを、音楽のプロモーション(また大きく捉えて音楽のプロモーション)に応用して考えてみる。

It’s ironic that a Japanese commodity of uniqueness such as gourmet is presented with more impact through Westernized filters. But it’s not that difficult to know the secret to their successful branding, because everything is obvious. So here are the key observations of secrets to branding ramen, in comparison with how it can be applied to music promotion;

1.Logo

Ramen bars—visually catchy, smart and communicative.

Music—I’ve asked a calligrapher friend, Kotaro Hachinohe, to design my artist logo, a combination of flexibility and strength.

①看板
ラーメン屋の場合→わかりやすいアイコンで、キャチーなビジュアル。
音楽活動の場合→今回、書道家の知り合いのKotaro Hachinohe氏にお願いして、しなやかで芯の強い、理想的なロゴ仕上がった。

2.The experience

Ramen—Funky and exotic interior, vibe. With Japanese sakes on the menu, the experience is not just to eat, but also to socialize, drink and have fun in a non-traditional environment.

Music—Funky and exotic groove? That’s hard to imagine, but at least not to be too serious or solemn.

②体験

ラーメン屋→オシャレなネオ和風インテリア、活気のある雰囲気のお店。メニューにお酒も多いので、ただのお食事とプラスアルファで、オシャレで異国情緒漂う環境でワイワイする体験。
音楽→オシャレでわいわいな雰囲気の音楽?とまではいかないが、あまりしんみりと真面目になりすぎないほうがいいのかもしれない。いいかんじのグルーヴ感を大事に。

3.Contents(flavor and sound)

Ramen—I would say the Westernized ramens do have quite an authentic soup broth, but for me it’s a bit too oily and heavy, as the flavor is for the Anglo Saxons’ stomach.

Music—Maintaining the originality and identity, add more spice, impact, and trend.

③コンテンツ(味とサウンド)
ラーメン屋→イギリス人シェフがやっているお店では、豚骨の安定のフレーバーがありつつ、味は濃厚、西洋の胃に適している感じ。
音楽→独自の個性は残しつつ、インパクトを強めに、トレンドの音を取り入れて。上手く郷に従う

4.Service

Ramen—waiting time for the food is about 2-3 times more than Japanese ramen bars, since in Japan it’s considered fast food. But overall service is good, and recently I was surprised to find a hair tie on the table in Bone daddy’s.

Music—No need to rush(?)Be confident and active, considerate and responsive to fans

My husband mistaking the hair ties as edible

④サービス
注文してから出てくるまでの時間は、日本のラーメン店の2-3倍。
店員さんは全体的に元気なかんじで、「ヘイラッシャーイ」と居酒屋風掛け声をしてくるところがにくい。最近行ったお店では、長髪の人用にヘアゴムまで置いてあった。
音楽→あまり媚びすぎず、マイペースを堂々と。でも常にアクティブなイメージは大事に。

5.Cost performace

Ramen—The price is almost double of what you pay in Japan. Something a bit more than fast food.

Music—Live performance should be in a more exclusive environment, a bit more than pub music and dingy basement bars.

⑤コスパ
値段は一杯1500ー2000円ぐらいで、それにサービス料 15ー20%だから、日本と比べるとそれなりに高い。
気軽なファストフードというよりは、少し特別感があるのかもしれない。
音楽→ライブに特別感を。パブやバーの地下などで安っぽくライブすることは避けたい。

See, the topic of Ramen can be applied to music marketing. So here’s the part where I promote my second single, Calling, from my upcoming EP. Themed around the feeling of being an outsider in a small Surrey town, that urges me to call out to communicate and unite. Opposites attract, and the differences are what’s amazing and beautiful.

さて、『ラーメン』というツイッター反応率トップの言葉で釣っておいて、ここで新曲の宣伝。ニューシングル、Callingは、イギリスの田舎町で感じた疎外感をテーマにしている。相反する者たちが、互いに呼び合い、そこからコミュニケーションが始まる。私たちそれぞれの違いこそが、美しく驚異的なことだ。

Rié – Calling 

available on 

 

Apple:

https://itun.es/gb/CJbdkb

 

Spotify:

https://open.spotify.com/album/13bsYbCnrS927DVTQ0n6Ez

 

iTunes:

https://itunes.apple.com/gb/album/calling-single/id1242306780