音楽活動の始め方 Part 2―How to start as…part2

(English follows)

デモテープを送ってからデビューまでの間にもまた長い課程があった。
今思うと、この課程がとても大事だった。
まずは、送ったテープを誰が聴くかというところにある。
デモテープを聴くことは試験の採点をするのとは違って正解もないし、歌が上手いほど良いということでもない。
誰かの真似ではなく唯一無二の個性があり、印象的な声とメロディーが耳に残る歌。
これらの判断基準も人によって全く違う―逆に既に人気の歌手に似ていてジャンル分けできるものが売り易いから良いという考えの担当者もいるだろう。

Actually, there was a long process between sending the demo and making the debut. Looking back, this process was the crucial phase; firstly, who listens to the demo is immensely crucial. It’s not like marking a test because there’s no right or wrong, and hitting all the right notes does not necessarily lead to instant recognition. You have to have a unique originality in both voice and the songwriting. Now, people have different perceptions when it comes to things like “unique”, because some think that a “sellable”uniqueness is someone who sounds slightly similar to an already successful artist, making them easier to be categorized and recognized.

私の場合、初めにデモテープを送って連絡をくれた担当者は、私が美大留学も同時に志したいと言うと、
「君みたいな人は沢山いるから」
と無神経に言い放ち、それ以上は進めようとしなかった。(個人的に、この言葉は音楽関係と称する人は絶対に言ってはいけない言葉だと思う!)
それでも音楽の可能性を諦めきれず、2度目にデモテープを送って聴いてくれた担当者。
「君の才能はダイヤモンドの原石だ」
今こうやって書くとなんだか胡散臭く聞こえるが、誠意を持って伝えてくれたこの言葉が私の音楽活動を切り開いてくれた。
自分の音楽、才能に共感してくれる心強いサポーターとの出会い。そこからまた次の段階が始まる。

In my case, the first person who listened to the demo gave me a call and told me, after telling him that I’m planning to go to art school in London, that

“There are millions of people like you”

Personally, I think that anyone who claims to work in the music industry should never say such thing. I couldn’t give up. I sent the tape again, and luckily he had more decency. In fact, his words saved my life;

“Your talent is the diamond in the rough”

If you see it in the text, it might sound trite, but the intentions were sincere. All it takes is one person who believes in you, that gives you the energy to start climbing up those spiral stairs.

まずはデモテープのブラッシュアップ。曲に合ったアレンジを見つけることが大切なプロセスになる。
当時まだたどたどしかった自分のギター弾き語りのラフなデモから、見違えるほどの音源に生まれ変わったときは、始めその印象の違いに驚きつつも感激だった。
そしてアーティストのブランディング。
分りやすく見た目で言えばアーティスト写真。そしてプロフィール、背景、キャッチコピーなど。
棚に並ぶ商品になるという意味では、清涼飲料やブランドバッグと変わらない要素がある。
ただ、まだ音楽活動の右も左もわからない18歳としては、その要素に素直に納得出来ないものがあった。
中身は一切変わらずにただパッケージを綺麗にする為だけのブランディングなのに、むりやり中身まで変えられてしまうのではないかという不安があった。
中身もパッケージも作り込まれているアーティストやアイドルも沢山いるが、自我が強いアーティストほどこれに反発してしまうものだ。
このようなことが原因で、振り返ってみれば自分にとってブランディングはもっと工夫出来たのでは、と思っている。

After that, the demo-department within the music group started brushing up the demos to make it into a product. Branding, artist shots, biography, selling phrase…if it is presented to consumers, music is not dissimilar to any other commercial products like bottled drinks or designer bags.

But as a rebellious 18-year-old, I wasn’t happy with all of that. The bigger the ego, the stronger the refusal to fit into a packaged box. But it’s part of presentation, contents are the same; I wish I had been a bit more understanding of these things.

そしてデビューライブ活動、プロモーション活動が始まり、
ここからが表向きの音楽活動のスタートということになるが、ここまでの課程で道を逸れてしまう人も沢山いる。
思う以上に時間がかかるので、辛抱強さが何より大事だ。
表向きの活動で一番大事なのはもちろん音楽を届ける相手だが、一緒に届けるチームも大切になってくる。
身近なスタッフをはじめ、音楽を届ける媒体を繋ぐ人たちや、家族や友人。

そして今、このプロセスを1からイギリスでスタートさせようとしている。
この決断に至るまでも、また長い道のりだった。

Then it kicked off. Live, promotion, this is where the music activity becomes visible, but so much time and efforts needs to be put into the preparatory stages. You need patience, teamwork, support from family and friends.

I’m starting all this in the UK, and it has been a long journey already.

All worth it, though.

2012tour1

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です