イギリスと日本の音楽業界

個人的な見解は、音楽業界というものは以下の2種類の人種が共存する世界だということ。
・アーティスト、ミュージシャン
・楽器の一音も弾かず立派なオフィスに居ながらほとんどのお金を持って行く人種
二番目の人種に関しては、この表現の仕方は少々意地悪かもしれない。彼らを敵に回すつもりはないが、この構図が実態だということは全くの嘘ではない。

ちなみに自分はレーベルと事務所を独立してからというもの、これらのちょうど中間にいる。自分の活動の対価はほぼ100%還元され、良い意味でも全ての責任は自分に返ってきていると言える。
(セルフマネージメントのリアルな詳細はこちらの記事で紹介している)
イギリスに来て3ヶ月ちょっとだが、第一印象は、日本の方が純粋な音楽への情熱を持っている「業界」人が断然多いということ。
今まで日本で活動してきて、幸いなことに純粋に応援してくれる素晴らしい方達ばかりとお仕事できてきた、という個人的な環境があるかもしれないが、SNSやメディア、経験上身近で色々なストーリーを見ていても実感することだ。
イギリスの音楽業界で成功して生き抜いていく為には、ある程度のハスラーでないと厳しい世界のようだ。

特に一番シビアになるのが、お金。

「純粋に応援したいから!」と言ってくれて一緒に制作をしてきた現地のプロデューサーも、いざお金の話になると態度が怪しくなる。

制作費を合意していたのに、ミュージシャン代を含むのをすっかり忘れていたと後から言われるとか。(それ含めるのは日本で考えたら制作費の基本)。

スタジオまでの車のガソリン代を制作費に上乗せしてくれと言われたときは驚いた。

後からそれを他の音楽関係者に話すと、お金は取られる前にしっかり身を守るべきだと言われた。

誰が守ってくれるか?

それは音楽業界専門の弁護士という、アメリカやイギリスでは業界にとって重要な存在。

昨年の夏、そのような音楽弁護士の事務所を訪れる機会があった。(つづく)

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