イギリスの音楽PR方法とは

一年の『ドミノ並べ期間』を経て、やっと音源リリースの目処がついてきて、先日リリースプランの打ち合わせがあった。当日朝まで、また先方の都合で1ヶ月家族旅行に行くとか歯が痛いといった理由でドタキャン(過去に本当にあった話)されないかとヒヤヒヤしていたのだが、無事予定通りに来てくれた。

PR プランについて話していて、日本の私が知っている音楽キャンペーンの方法と違うなと思った点がいくつもあり興味深かった。

1.Spotify

一番にアタックしていくべきと言われたのが、Spotifyのプレイリスト。日本でもローンチされたSpotifyだが、こちらではこのストリーミング再生回数がアーティスト(音源)の人気のバロメーターになっている。ここで火が着けば様々なドアが開くことは間違いないだろう。リスナーを飽きさせないように定期的なリリースを行い、2、3曲を一ヶ月ごとに一曲ずつシングルリリースしていきアルバムに繋げるという戦略が主流になっているそうだ。

2.ソーシャルメディア

PR会社曰くSNSのポストは彼らの守備範囲ではないそうだ。それとは別にSNS専門のPRコンサルも多く存在する。Live機能などでユーザーとインタラクティブな企画を考えたり、常に進化しているメディアの機能を活用していくので、アンテナを張っていないといけないが、それは全部あなた自身でやってね、ということだった。SNS専用のコンサルをつけない限りは、会社のコントロールでなくアーティスト個人の判断になるようだ。

3.映像の力

準備期間の間で一番苦労したのが、映像作り。オンライン上のあらゆる視覚的な刺激に慣れている視聴者を惹きつけるような斬新なアイディアと、アイデンティティーを上手く伝えていくことが大事になってくる。音楽を届ける一番の手段は、音源自体よりもむしろ映像にフォーカスが当てられているのだ。音源のオフィシャルMVに加え、ライブバージョン、リリックビデオなど、工夫を重ねて様々な映像を作って来た。

4.ホームページ

オフィシャルHPのローンチも大事だろうと思ってPRスタッフに聞いたら、『え、あってもなくても別にいいけど』という反応でびっくりした。今の時代はあらゆる音源、映像プラットフォームがある為、HPには全く重きを置いていないのだ。公共交通機関が整いすぎているから、自家用車はあってもなくてもいいということだ。

5.じゃあPR会社は何をするの?

これは実はまだ未知のエリア。一年かけて映像やSNSコンテンツを作って来て、こっちサイドでできる限りのことはして来た。それらのコンテンツをオンライン音楽メディアに紹介するというのが彼らの仕事だが、どこまで何をしてくれるのか。このリリース期間を通して観察していきたいと思う。

 
















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