Music and Interpreting

またもやブログ投稿の間が空いてしまった、、大学院生活に少し慣れてきたところで、また毎週の更新を再開したいと思います。

この1ヶ月の新たな生活は、この10数年間学生も会社員もしていなかった自分にとって新鮮なもので、眠っていた脳が覚醒されていくような感覚があった。自分が随分長い間『想像』で作り上げるもの(歌や絵画)だけに偏って頭を使っていたことが浮き彫りになるように、現実と自分の思考を照らし合わせてそれを具現化するリハビリが必要だと感じている。何のこっちゃという感じだが、例えば翻訳の課題で本文の意味を自分で勝手に解釈して変えていて、訳にミスがあったりという単純な話だ。

Thes past month has been a wake-up call for my brain, which has been asleep for more than a decade—I haven’t been in school nor in an office-working environment for so long (I’ve never worked in an office, for that matter). For a long time, I have predominantly been “creating” things in my head which has no correct answer, so a rehabilitation process is needed to get myself back reality and focus on aligning with the answers expected in reality…wtf am I saying, right? Well, as a simple example, in a translation task, I tend to “imagine” and alter the context of the original text, things like that. That’s suicidal for a translator.

そんな自分なりのフィルターをかけていると危険な部分もあるが、それでもやはり勉強や研究にクリエイティブな発想は大事だとつくづく思う。芸術と同じように科学でも、少し角度を変えて観てみることで大きな発見があるものだ。そんな発想を大事にするところが、独特な文学、芸術や学問を産み出してきたイギリスならではだなぁと思う。まだまだ勉強を始めたばかりなので偉そうなことは言えないが、感覚的に、この国は特定の分野の勉強をものすごく突き詰めて研究するにはピッタリな環境だと思う。18歳でイギリスに初めて留学した当初の自分は、その環境にはまだ未熟だった部分もあると感じている。イギリス留学は、一度社会人を経験してから勉強し直す場合が一番向いているのかもしれない。

There are dangers in filtering the reality with your own creativity, but I do think that creativity is an essential part of any research or study. Just like art, academic study is the very act of seeing things from a unique perspective. As a country that spawned great scholars, authors and artists, I feel that UK is the perfect place to pursue a niche, focussed field of study. I didn’t know that when I came here at 18, but not I’m starting to enjoy that environment. For an international student, maybe it’s a place where you come back to study after you’ve had your fair share of working and traveling (and earning money for the tuition!).

でもそもそもイギリスに来たのは音楽活動のためなのでは?と言われそうだが、実は興味があるのは音楽と通訳の繋がりなのだ。両方ともライブなコミュニケーションで、音やリズム、時間も関係してくる。この繋がりを自分なりに研究していけたらと思っている。

However, the title of this blog is “How to survive as a Japanese artist in the UK”. The connection with my new found field of study and music is essential. My main interest is how interpreting relates to music; both are live communication involving sound and rhythm, also time…many things I have yet to discover within this topic.

 

 

 

 

 

Bring on the Student Discounts

今月から、ロンドンの大学院に通い始めた。この歳でまた学生になるのは不思議な感じだが、専攻している翻訳・通訳は、以前からずっと興味があった分野。
初めて英語に触れたのは小学生の時アメリカに住んでいた3年間で、覚えるのも早かった分、帰国後すぐに英語を忘れて行くことに小学生ながらに焦りを感じた。そこから独学で英語を勉強し続けてきたのだが、好きな音楽や映画を見ながらボキャブラリーを増やし、大学でまたロンドンに渡ったときには、イギリス英語という新しい壁にもぶつかった。話し方も使うフレーズもアメリカとは違い、言語の裏にある文化の大切さも痛感した。
自分の歌の歌詞も英語と日本語で書いてきたが、ずっと慣れ親しんできたと思っているこの二つの言語を掘り下げてみたい、と思いここで大学院に通うことを決めた。

I’ve started a Masters course at UCL this month. It feels strange to go back to school at this point in my life, but I have always been interested in the course that I enrolled in, which is Translation (with Interpreting). Having spent 3 years in America as a child, I was obsessed with English even after coming back to Japan, constantly learning new vocabularies through music and movies. When I went away to college in London, I found British English to be completely different from American English, and realized the importance of understanding the cultural background.

I have been writing songs in two languages, and grew a passion to pursue contextual study of these bilingual processing, which lead to the decision to enrol in this course.

私がこの1年間学ぶことになる UCL (ユニバーシティー・カレッジ・ロンドン)は歴史のある大学で、幕末に長州藩から初めて日本人が学びにきた大学でもある。ここから明治維新の思想が学ばれたといっても過言ではないのかもしれない。当時は外国人を受け入れる大学は他になく、革新的な思想を持った大学だ。キャンパスの場所は大英博物館のすぐ裏にあり、立地は最高、設備も充実している。ニューヨークでいうNYUのようなマンモス校だが、それぞれの科目にはその分野のエキスパートの講師がいて、専攻もすごくマニアックなものがあるのがいかにもイギリスらしい。例えば通訳の授業が一緒のとある学生は、人類学の枠の中で翻訳・通訳家という職種の人間について研究しているという。

同じ専攻の学生は6〜7割が中国からの留学生で、他はロシア、ギリシャ、サウジアラビアなど。クラスが始まって一週間だが、いまだに日本人とは遭遇してない。けれども驚くほどに日本語の人気度が高い。中国人の学生さんたちはみんな日本のファッションが好きだというし、ギリシャ人の子は独学で日本語の会話ができるほどに勉強して来たという。日本語という言語が実はとても特殊で難しいということも、他の国から来た人たちと話していてつくづく思うことだ。

前に大学生だったのはもう10年前、しかもアート系だったので作品制作中心だったので、ちゃんとした講義に出るのも初めて。座っているだけなのにすごくお腹がすくし、決まった時間に決まった場所に行くという時間割にもまだ慣れないが、この時期に勉強ができるということが何よりも貴重な経験だ。この機会を最大に生かしたいと思っている。

Needless to say, UCL has prestigious history including welcoming Japanese students in the late 19th century which lead to the establishiment of the modern Japanese government system. I love how some of the majors are really specific and enthusiast of one of the most niche fields of study.

It’s a big shift from having studied Fine Art for undergraduate course, but I feel truly lucky to have this chance to study at this point in my life. There must be so much art in this field of study too, and am determined to make the most of this opportunity.

The End of the Peter Pan Syndrome

 

(English follows)

マイケルジャクソンがそうだったように、アーティストはみんなピーターパンなのではないか?

念のため調べて見ると、ピーターパン症候群とは、ポピュラー心理学における、社会的に未熟な大人のこと。80年代に書かれたとある心理学者の本では、これらの「ピーターパン」との恋愛に走ってしまう女性に、彼らとのうまい付き合い方をアドバイスしている。ミュージシャンとの恋に翻弄される女性たちに、ぜひこの本を紹介したい。

とはいえ正直に言えば、ずっと自称アーティストということに関して、いつも社会との距離感が気になっていた。リアルにネバーランドが建てられるぐらい成功しない限りは、まとわりつく不安はなかなか拭えない。むしろマイケルジャクソンですら、不安に掻き立てられてネバーランドを作ってしまったのではないだろうか?

この歳になって、そろそろピータパン症候群を卒業しなくては、という発想に責められてきている。

『ピーターパン症候群』は正式な精神医学用語ではないということなので、ここで自分なりの分析をしてみたい。

子供の心

日常に遊び心を取り入れる子供の心を持った大人は「良い」意味でお子供の心の持ち主で、時にはルールを破ったり常識ハズレの行動を取るのも、それが周りの人をハッピーにできることなら素晴らしいことだ。それがどこのラインで「イタい」大人になってしまうのか?それは、その目的が独りよがりだったり、人への思いやりや敬意に欠ける行為だ。壊れたモノは直せるが、人の心は修復できない。また、まるで自分のおもちゃを独り占めしたい子供のように、物を共有できない人もオトナげないなと思ってしまう。

そう考えると、愛溢れる歌を歌ってコラボの楽しさを味わえるアーティストは、前者の「良い」子供の心の持ち主が多いのでは?むしろ音楽家自体が、分け隔てなく人々の心に手を伸ばす、子供心の唱道者なのではないだろうか。

ネバーランド

意外と厄介な存在。それは自分だけの空間かもしれないし、内輪の集団が集まる場所かもしれない。どちらにしても、心置きなく何かに没頭できる場所があるのは素晴らしいが、そこにとどまってしまうことは危険だ。だからこそ大事なのがティンカーベルの存在。

ティンクの魔法の粉

ウェンディーたちに空を飛ぶ魔法の粉を吹きかけるのがティンカーベル。アーティストをピーターパンに例えたとき、一番大事なのがこの魔法を吹きかける力だと思う。魔法が効くのは、『幸せなことを思い浮かべる』など本人たちの発想力にかかっているからだ。発信する側の力は、届ける相手の発想をいかに刺激できるか。そういう意味ではピーターパンよりもティンカーベルの方が、理想のアーティスト像なのかもしれない。

まとめ

ピーターパン症候群は卒業しなくてもよいのかもしれない。

子供心は大いに持つべき、ただし広い心で。

ネバーランドに引きこもらず、

一番のポイントは魔法をかける力

 

書きながらピーターパンなんて結構どうでもいいと思ってきてしまっている自分がいるが、近況報告で書いた通り、『待つ』期間には色々なことを考えてしまう。こんなことを考える暇もないぐらい、本業・イギリスの活動で忙しくなりたいものだ。

Michael Jackson was one, and at the end of the day, aren’t all artists Peter Pans?

Let’s review the term. According to Wikipedia, Peter Pan syndrome is the pop-psychology concept of an adult who is socially immature. In a book by Psychologist Dan Kiley, The Wendy Dilemma (1984), he advises women romantically involved with “Peter Pans” how to improve their relationships. I wish I had this book when I was hearing stories from my tormented friends who were dating musicians.

But to be honest, I’ve always felt somewhat socially inadequate calling myself an artist. Although I’m more than grateful to have been able to continue this since I was a teenager, I can’t help but to think that unless you are successful enough to make a real-life Neverland (like Micheal Jackson), this certain insecurity seems to grow as you get older. In fact, wasn’t that insecurity the very thing that made him build Neverland?

Being a child at heart is a wonderful thing, as long as you share and respect others. In that regards, artists are the advocates of such playfulness. But Neverland is a troublesome, dangerous place. that’s why the pixie dust is the key to connect to the outside world; thus, artists may aspire to be Tinker-Bells rather than Peter Pans.